【公演情報】NBAバレエ団「ショート・ストーリーズ・9 ~バレエ・インクレディブル」


これまでの公演で好評を得た作品に新作を加えてガラ形式で上演する「ショート・ストーリーズ・9 ~バレエ・インクレディブル」。見逃してしまった作品からもう一度観たい作品まで9作品が一気に観れるまたとないチャンスですので、ご覧になりたい方はお早めに。

ショート・ストーリーズ・9

 ~バレエ・インクレディブル

公演内容

第一部

1. スターズ アンド ストライプス

2. ガチョーク賛歌よりトリオ

3. 佐藤圭新作

4. ケルツ(全編)

第二部

5. ロミオとジュリエットよりパ・ド・ドゥ

6. ザ・リバーよりボーテックス

7. 海賊よりパ・ド・トロワ

8. 宝満直也新作

第三部

9. ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番

※演目の順番は変わる可能性があります。

開演

6月15日 14:00 / 19:00

6月16日 15:00

6月17日 15:00

入場料

プレミアム席 ¥9,800

SS席  ¥7,900

S席  ¥5,500

A席  ¥3,900

学生席  ¥2,100

Z席 ¥1,500

会場

彩の国さいたま芸術劇場大ホール

チケット購入

NBAバレエ団チケット購入専用サイト:https://nbaticket.base.ec/

詳細情報

http://www.nbaballet.org/performance/2018/shortstories/

演目概要

スターズ アンド ストライプス

【振付】ジョージ・バランシン 【音楽】 ジョン・フィリップ・スーザ

【概要】

『スターズ&ストライプス』はニューヨーク・シティ・バレエ団で初演され、現在も世界各地で上演されています。軽快で華麗なアメリカンスタイルの作品を2016年12月に初演、この度再演いたします。
この作品についての物語はなく、タイトルは文字通り「星条旗」すなわちアメリカの国旗を意味するので、もともとはアメリカへの愛国心を表現する踊りなのだろうとも言われています。アクロバティックなジャンプや回転技と、敬礼のポーズなどコミカルでエンターテインメント性のある振り付けが世界でも人気で、思いっきり楽しくパワフル全開な作品です。観る人を楽しませたりわくわくさせたりすること間違いありません。
『スターズ&ストライプス』は5つのパートで構成されています。

 

今回は4つ目のパートの2人の主役ダンサーによるグラン・パ・ド・ドゥを抜粋して上演します。軽快で優雅なアダージオ、それぞれのヴァリエーションや、見事な回転技がたくさん登場するアクロバティックなコーダが展開され、大変見応えがあります。

 

ガチョーク賛歌よりトリオ

【振付】リン・テイラー・コーペット 【音楽】ルイス・モレウ・ガチョーク

【概要】

19世紀の作曲家・ピアニストであるアメリカ・ニューオリンズ出身のガチョークのピアノ曲から6曲を選び、リン・テイラー・コーベットがABTの為に振り付けた作品。初演1982年にアメリカン・バレエ・シアターにより上演された演目を、NBAバレエ団で再現した軽快で高度なテクニックが炸裂するコンテンポラリー作品です。NBAバレエ団初演2013年、再演2015年を経ての上演です。

ケルツ(全幕)

【振付】ライラ・ヨーク 【音楽】アイルランド民謡

【概要】

「ケルツ」はこれまでにサンフランシスコ・バレエ、バーミンガム・ロイヤルバレエなどで上演されてきましたが、日本ではNBAバレエ団が2013年に初演を果たしたのち、2016年にも再演を行いました。
アイリッシュダンスをベースとし、ケルト音楽の軽やかさをバレエで表現したリズミカルな作品です。演目は、5曲構成になっており、それぞれにグリーンマン、レッドカップル、ブラウンカップル、メンズダンス、コールドバレエが登場します。
グリーンマンは男性ソロとなっており、アイリッシュダンス特有の、上半身を動かさずに下半身だけかなりクイックに踊るシーンなどが特徴的で、クライマックスの曲調に合わせた脚裁きは圧巻です。
レッドカップルは、組む技や対象の動きなどが次々とスピーディーにこなされていき、まるで音楽の楽しさを2人が共有しているかのような、時間が経つのを忘れてしまうことでしょう。
ブラウンカップルは、哀愁漂う緩やかな曲を男女がパドドゥで表現しています。自然な動きの流れの中にラインの美しさがあり、いつしかその雰囲気に静かに引き込まれていく、そんなシーンとなっています。
メンズダンスでは、太鼓の音に合わせ、力強い動きで戦いを表現。太鼓のリズムが、戦う男の心境を連想させるかのような、見応えのあるシーンとなっています。
また、コールドバレエは、それぞれの曲が持つ特徴を振付にのせて、シーンの雰囲気を創り出します。衣裳には、ケルト地方で言い伝えになっている、平和の象徴である渦巻き模様があるなど、アイルランドの歴史を感じさせられる工夫も成されています。

ロミオとジュリエットよりパ・ド・ドゥ

【振付】マーティン・フリードマン 【音楽】セルゲイ・プロコフィエフ

【概要】

このマーティン版の特徴として、登場人物たちの溢れる感情をエネルギッシュで躍動感のある踊りで表しているところが挙げられます。またシェイクスピアの原作にあらゆる場面で忠実であることが挙げられます。第3幕のジュリエットの寝室での2人のパドドゥでは、原作であの有名なロミオとジュリエットのセリフを感じることができます。

 

ジュリエット:もう行ってしまうの?まだ夜も明けないのに。あれはナイチンゲール、雲雀ではないわ、怖がっているあなたの耳に今聞こえたのは。夜毎あの柘榴の木で鳴くの。本当よ、あれはナイチンゲール。

ロミオ:いや、あれは雲雀だ。朝を告げる使いだ。ナイチンゲールではない。ほら、意地の悪い朝の光が東の空にちぎれ雲を透かし模様に照らしている。夜空の燈し火は燃え尽きて、陽気な日の光が、霧のかかった山の頂に爪先立ちしている。立ち去って生きるか、留まって死ぬかだ。

【ストーリー】

愛を誓い合った二人だったが、災難が重なり引き裂かれる運命となったロミオとジュリエットの愛を感じられる見応えのあるパドドゥを抜粋して上演します。

 

ザ・リバーよりボーテックス

【振付】アルヴィン・エイリー 【作曲】デューク・エリントン

【概要】

『The River』は、ダンスの世界に革命をもたらした振付家アル ヴィンエイリーとジャズ作曲家デューク・エリントンがコラボレーションした1970年の作品で、日本ではNBAバレエ団が2017に初演を果たしました。クラシックバレエやモダンダンスなどの粋を超え、他の多くの作品にも多大な影響を与えています。
川は絶えず流れ、母なる海へと旅を続けることを人生にたとえ、生まれてから死に至り、再び生まれ変わるまでの壮大な物語を、回転が特徴の「渦」、ロマンチックなデュエット「湖」、力強いカルテット「滝」、喜びに満ちた「急流」などで表現しています。
観る人が、川の流れと自分の人生を重ね合わせ、常に新鮮な感動を生む見ごたえのある作品です。
Spring, Meander, Giggling Rapids, Lake, Falls, Vortex, Riba, Twin Citiesの8曲で構成されたバレエから今回はVortexを上演します。

海賊よりパ・ド・トロワ

【振付】マリウス・プティパ 【作曲】R.ドリゴ他

【概要】

第一幕のパドトロワ。コンラッドとアリ、メドーラによる優雅な、またダイナミックな舞です。海賊と言えば!のパドトロワをご覧ください。

 

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番

【振付】クラーク・ティベット 【作曲】マックス・ブルッフ

【概要】

ブルッフヴァイオリン協奏曲第1番は、38歳の若さでこの世を去った元ABTプリンシパルのクラーク・ティペットにより振付けられた有名な作品です。
舞台天井に一つのシャンデリア、紺色のシックな空間、そして色鮮やかな衣装を纏ったダンサーの美しい舞いは、この上なく上品で高級感がありながらも多彩なステップや構成で成り立っている、まさに総合芸術と言える作品の一つです。

この曲は1864年に着手され、2年後の1866年に初演され好評を得ましたがマックス・ブルッフは満足せず、友人であるヨーゼフ・ヨアヒムに助言を求め、大規模な改訂を施しました。そしてさらに2年後の1868年、現行の形での初演が行われ、数々の著名なヴァイオリニストのレパートリーに組み込まれるようになる程各地で人気を博しました。

音楽構成とそれぞれの振付

音楽は3楽章からなり、振付中では4ペアのカップル(レッド・アクア・ブルー・ピンク)とコールドバレエのダンサーで構成されています。

第1楽章  アレグロ・モデラート ト短調 4/4拍子
当初「幻想曲風の序奏」と題される案もあった比較的短い楽章。楽章の冒頭と終わりに独奏の技巧的なリチタティーボが置かれている。ティンパニのトレモロに木管が答えて始まり、低弦に現れる動機を中心に自由な展開を見せる。トゥッティの出番が少なくほぼ全体を独奏ヴァイオリンが支配する。第2楽章と直接アタッカでつながれていて、実際に第2楽章の前触れとしての役割を果たしている。
振付の特徴
第一楽章では、レッドカップルが情熱的に、アクアカップルが優雅にそれぞれのパドドゥを踊ります。その中で男性同士、女性同士で踊るシーンがあり力強さや美しさが展開され、構成が切り替わるスピード感が爽快な場面です。

第2楽章  アダージョ 変ホ長調 3/8拍子
展開部を欠いたソナタ形式で、この曲の中心を置く最も長い楽章。第1楽章同様ほぼ独奏ヴァイオリンが支配する。ブルッフ一流の旋律美が存分に発揮されている。ヴァイオリンの歌う第1主題に始まり、第2主題は独奏のパッセージを背景に木管楽器によって歌われる。再現部は変形され、変ト長調の第1主題再現に始まって第2主題がクライマックスを作る。最後は静かに終える。
振付の特徴
第2楽章では、特に高度なテクニックを駆使したブルーカップルのパドドゥが見どころです。大胆かつ繊細な2人のパドドゥは、緊張感の中に男女の音楽的調和を感じさせます。

第3楽章 アレグロ・エネルジコ ト長調 4/4拍子
ソナタ形式。主題を予示するオーケストラの導入に始まり、ヴァイオリン独奏の重音奏法による熱狂的な主題が現れる。この主題ヨハネス・ブラームスのヴァイオリン協奏曲第3楽章冒頭主題との類似も指摘されている。第2主題はオーケストラに示される雄大なもので、ロマン派音楽の抒情性のすぐれた例となっている。
振付の特徴
初めにピンクカップルが登場し、軽快な音楽と踊りにより一気にその場を明るい雰囲気にします。表情の軽さや脚さばきの細やかさが特徴的です。
そこへ再びブルーカップルが現れ踊るのですが、この場面でのコールドバレエの特に繊細な振付や群舞全体での構成によって、ブルーカップルの存在感をより際立たせつつ、じわじわとクライマックスの雰囲気が漂い始めます。
最後に総員によるフィナーレとなります。前後、左右、上下と交互に波打つような構成、振付が音楽にマッチし、群舞の壮大さや美しさが舞台全体に広がります。

NBAバレエ団サイトより引用

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7/24~26
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