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マシュー・ボーン、エリザベス女王戴冠賞を受賞
イギリスの2016年、新年の勲章授与者リスト(New Year’s Honours List)で大英帝国勲章の司令官騎士(ナイト・コマンダー)を受賞(簡単に言うとナイトの称号をいただいた)していた、コンテンポラリーダンスやミュージカルの振付師・演出家のマシュー・ボーン(Sir Matthew Bourne)氏が、バレエやダンス界に多大な貢献をした人に与えられるエリザベス女王戴冠賞(Queen Elizabeth II Coronation Award)を受賞し、その授賞式がバッキンガム宮殿で行われました。
マシュー・ボーン氏といえば1987年~2002年はAdventures in Motion Pictures(AMP)、2002年からはニューアドベンチャーズ(Matthew Bourne’s New Adventures)を主宰し、AMP時代の1995年初演をむかえた、全ての役を男性が演じているイギリスのコンテンポラリー・ダンス作品「白鳥の湖/Matthew Bourne’s Swan Lake」(オリジナルキャストで主役のザ・スワン役は当時、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル・ダンサーであったアダム・クーパーが演じている)では、1999年トニー賞(最優秀演出賞、最優秀振付賞、衣裳デザイン賞の3冠)の他、ローレンス・オリヴィエ賞など30以上の賞を受賞しています。この作品は日本でも度々公演が行われているのでご覧になったかたも多いのではないでしょうか。
バレエではないですが、今年の9月14~25日には、渋谷の東急シアターオーブにてミュージカル「眠れる森の美女/Matthew Bourne’s Sleeping Beauty」の公演が行われます。こちらも「白鳥の湖/Matthew Bourne’s Swan Lake」に負けないくらいの傑作、必見ですね。