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【NBS公演】出演者情報
この夏のNBS 日本舞台芸術振興会公演で、出演者の変更等の発表がされているのでお知らせします。イングリッシュ・ナショナル・バレエ 「海賊」のキャスト追加発表とオペラ座&ロイヤル夢の共演〈バレエ・スプリーム〉の出演者の変更です。
まずはイングリッシュ・ナショナル・バレエ 「海賊」、未発表だったランケデム役、ビルバント役が発表されました。その中にはあの人の名前も・・・
「海賊」プロローグ付全3幕
7月14日(金)18:30
メドーラ:タマラ・ロホ
コンラッド:イサック・エルナンデス
アリ:セザール・コラレス
ギュルナーラ:ローレッタ・サマースケールズ
ランケデム:ブルックリン・マック
ビルバント:ヨナ・アコスタ
7月15日(土)14:00
メドーラ:ローレッタ・サマースケールズ
コンラッド:ブルックリン・マック
アリ:オシエル・グネオ
ギュルナーラ:金原里奈
ランケデム:猿橋賢
ビルバント:フェルナンド・ブッファラ
7月16日(日)14:00
メドーラ:タマラ・ロホ
コンラッド:イサック・エルナンデス
アリ:セザール・コラレス
ギュルナーラ:カーチャ・カニューコワ
ランケデム:ジンハオ・チャン
ビルバント:ヨナ・アコスタ
7月17日(月・祝)14:00
メドーラ:マリア・コチェトコワ
コンラッド:オシエル・グネオ
アリ:セザール・コラレス
ギュルナーラ:ローレッタ・サマースケールズ
ランケデム:ブルックリン・マック
ビルバント:フェルナンド・ブッファラ
そう、猿橋賢さんがパリ・オペラ座公演でも踊ったランケデムを披露してくれます。この7月15日の公演はENB期待のプリンシパルのローレッタ・サマースケールズ:メドーラ、今ENBでもっとも勢いのあるダンサーのひとり金原里奈さん:ギュルナーラともうキャスティングだけで期待が膨らむばかりです。
猿橋賢さんインタビューもどうぞ。
【ENB】猿橋賢インタビュー~観客の心をつかむ生粋のエンターテイナー
会話を楽しむように、舞台でお客さんを巻き込んでいきたい
『ジゼル』のアルブレヒト、アクラム・カーン振付『ジゼル』のヒラリオンなど、今シーズン立て続けに重要な役に抜擢され注目を集めている猿橋賢は、関西育ちの25歳。役ごとにまったく違う表情を見せて観客の心をつかんでやまない、まさに生粋のエンターテイナーだ。
もともと「姉のバレエの発表会で同年代の男の子たちが持っていた剣ほしさに始めた」というバレエ。10代の頃は色々な葛藤もあったというが、17歳で奨学金を得てイングリッシュ・ナショナル・バレエスクールに留学してからは、腹をくくってバレエに取り組み、のめり込んでいった。ただし全て順風満帆というわけではなく、卒業を控えた3年生の時にバイク事故にあい、大怪我をしたことも。周囲が就職を決めていく中、焦りながらもリハビリに耐えて半年ほどで復活し、見事ENBへの入団契約を獲得した。
昨年にはジュニア・ソリストに昇進し、ロホからも大きく期待されている猿橋。「これからは重要な役を当たり前にやっていけるダンサーにならないといけないなと思っています。以前は大きな役をもらうと一杯一杯になってしまうことが多かったんですが、最近は余裕を持って舞台に立てるようになってきたので、これから自分の違った部分を伸ばしてもっといいダンサーになって、お客さんにより楽しんでもらえるようになりたいですね。そして舞台に立つ時には、自分自身が楽しむことにも重点を置いています。自分は会話が好きなのですが、踊りはある意味、時にお客さんをも巻き込むような会話だと思っていますから」『海賊』よりパリ・オペラ座公演の初日でも披露した、”悪い奴だけど憎めない”ランケデム
そんな演技をこよなく愛する舞台人猿橋にとって、『海賊』のランケデムは、演じていて楽しく、やりがいのある役の一つ。「悪いやつだけど憎めない、おもしろい役どころです。今はもうすんなり役に入っていけますが、初めて踊った時は”ここでコンラッドがこうきたらこういう反応しよう”とか、たくさんのバリエーションを考えてシャワーの中でフル演技していましたね(笑)。やはり市場を仕切っているボスなので、ヘコヘコしてはダメだけれど、海賊のコンラッドに対しては自分より力もあるから、あまり強く出すぎないように…などと色々考えて踊っています。ただあまりにも自分の頭の中で全てを決めてしまうと、振付になってしまって感情が伝わらないと思うと思うので、毎回の舞台で少しずつ変えてみたりもします」。昨年のパリ・オペラ座ガルニエ宮での公演では、初日のタマラ・ロホ主演日に堂々ランケデム役を踊った猿橋。「夢のような経験でした」と振り返るが、これは彼が踊る味のあるランケデムがそれだけ高く評価されていることの証であり、なるべくしてなったことといえるだろう。
『海賊』よりENBの躍進ぶりと実力を、日本のお客さまに見て、楽しんでもらいたい
ロホが監督になって以来、大きな変革を経てきたバレエ団だが、その全てが自分の成長の糧になってきたという猿橋。「今のENBは、将来”あの時のENBはすごかった”と語り継がれるようなカンパニーになってきていると思うので、その中で踊らせてもらっているというのは光栄なことです。そして今回日本で踊るというのは、やはり思い入れのある故郷ですから、自分にとって特別なものがあります。前回2001年の日本公演から、ENBがどれだけ変わったのか、そして、カンパニーに今どれだけの実力があるかを自分の国の観客の皆さんに見せられるのは本当に楽しみです。謙虚に自分のできることを精一杯やって、お客さんに楽しんでもらえるよう、盛り上げていきたいですね」
(取材、文/實川絢子 ライター)
次はオペラ座&ロイヤル夢の共演〈バレエ・スプリーム〉の出演者及び演目の変更のお知らせです。
英国ロイヤル・バレエ団チームの一員として参加予定だったサラ・ラムですが、5月にケガをしてしまい、その回復状況が芳しくないそうで、今回の公演には参加できないそうです。その代わりに来日するのはチーム・リーダーのスティーヴン・マックレー指名のソリスト・金子扶生さんです!
金子扶生さんと言えば、2008年ヴァルナ国際バレエコンクールで金賞、2009年第11回モスクワ国際バレエコンクールで銀賞、2010年にはジャクソン国際バレエコンクールで銀賞を受賞などの活躍で多くの皆様がご存知かと思います。
あわせて演目の変更もあります。
Aプロ 『アポロ』 サラ・ラム、フェデリコ・ボネッリ
→ 『ロミオとジュリエット』よりパ・ド・ドゥ フランチェスカ・ヘイワード、フェデリコ・ボネッリ
Bプロ 『コンチェルト』 サラ・ラム、フェデリコ・ボネッリ
→ 『白鳥の湖』第2幕よりパ・ド・ドゥ 金子扶生、フェデリコ・ボネッリ
金子扶生さんのご紹介とサラ・ラムからのメッセージ、スティーヴン・マックレーの金子扶生についてのメッセージが発表されているのでどうぞ。
●金子扶生(かねこ ふみ)バイオグラフィー
英国ロイヤル・バレエ団(ソリスト)
大阪の地主薫エコール・ド・バレエで学ぶ。2008年ヴァルナ国際バレエコンクールで金賞、2009年モスクワ国際バレエコンクールで銀賞、2010年にはジャクソン国際バレエコンクールで銀賞を受賞した。
2010年に地主薫バレエ団に入団。同団では『くるみ割り人形』のクララ、金平糖の精、『ドン・キホーテ』のキトリを踊る。
2010/2011年のシーズンに英国ロイヤル・バレエ団に入団。2012年にファースト・アーティスト、2013年にソリストに昇進した。
英国ロイヤル・バレエ団でのおもなレパートリーに、『ドン・キホーテ』のキトリ、キトリの友人、ドリアードの女王、『くるみ割り人形』の金平糖の精、『眠れる森の美女』の森の草地の精、『二羽の鳩』のジプシーの少女、『ジゼル』のモイナ、『ヴィサラ』、『四つの気質』、『白鳥の湖』、『スイート・ヴァイオレット』、『リーメン』、『インフラ』、『メタモルフォシス:ティツィアーノ2012』の「ディアナとアクティオン」、『ウルフ・ワークス』などがある。■サラ・ラムからのメッセージ
大切なお客様、ファンの皆様へ
素晴らしい友人、同僚たちと共に、皆様の前で踊ることが叶わなくなり、私自身とても悲しく、打ちひしがれております。世界で一番熱狂的にバレエを愛してくださる日本の皆さまのために、近い将来、必ず日本に戻れるようにと望んでおります!
●スティーヴン・マックレーからのメッセージ
画期的なプロジェクト〈バレエ・スプリーム〉に、英国ロイヤル・バレエ団の期待の星、金子扶生が参加することになり、大変嬉しく思っております。すでにロンドンで成功をおさめている扶生が、母国である日本に戻り、彼女の旅のひとときを皆さまと共有できるのは素晴らしいことです。
ENB公演「海賊」もオペラ座&ロイヤル夢の共演〈バレエ・スプリーム〉も大注目の公演ですね。私はもちろんどちらも観に行きます!
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